歯列矯正なら目立たないマウスピース矯正がおすすめ!特徴や治療期間は?
マウスピース矯正(インビザライン)とは
マウスピース矯正(インビザライン)は、取り外し可能な透明の装置を使った新しい治療法です。
歯の表面にブラケットという専用の装置を貼りつけておこなうワイヤー矯正とは違って、審美性が高く、食事制限もほとんどありません。
若い方や接客業の方に人気のある治療法です。
インビザラインの特徴
マウスピース矯正にもいくつか種類がありますが、インビザラインは世界的に高いシェアと実績を誇っており、対象症例が多いことでも有名です。
矯正治療には欠かせない型取りも、3Dスキャナー(iTeroアイテロ)という専用の機械を使ってスキャンするだけなので、嘔吐反射がある方でも楽に受けることができます。
また、スキャンしたデータを使ってコンピューター上でシミュレーションをし、治療前の時点で治療後の状態を確認できる点も、
ほかのマウスピース矯正にはないインビザラインの強みといえるでしょう。
マウスピース矯正のメリットとデメリット
「ワイヤー矯正とマウスピース矯正は、どちらがおすすめですか?」という質問をいただくことが多いのですが、
お口のなかの状態や生活環境によっても適切な方法は異なります。
マウスピース矯正のメリットとデメリットを把握して、納得のいく治療につなげてください。
マウスピース矯正のメリット
○人目が気にならない
装置が透明なため、つけていても気づかれることはほとんどありません。
滑舌も悪くなりにくいことから、接客業の方も安心して治療をはじめられます。
○食事トラブルがない
ワイヤー矯正であれば「お肉などの硬いものは一口大に切ってゆっくり噛む」「前歯で噛みちぎらない」など注意点が多くありますが、
マウスピース矯正は装置を外して食事ができるため、トラブルがおこることはありません。食事のストレスはほぼないといえます。
○通院回数が少ない
ワイヤー矯正よりも装置のトラブルがおこりにくく、さらに歯を動かすための新しいマウスピースを1~2ヶ月まとめて受け取ることができるため、
通院回数が少ない傾向にあります。忙しい方にピッタリな治療方法といえるでしょう。
○装置が使い捨てで衛生的
定期的に使用するマウスピースを1~2週間で交換して歯を動かしていくため、固定式のワイヤー矯正よりも衛生的です。
お手入れも今まで通りできることから、虫歯や歯周病のリスクもワイヤー矯正にくらべると低い傾向にあります。
○金属アレルギーの心配がない
ワイヤー矯正とは違って金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して治療をはじめられます。
○歯が動くのが速い
PBMヒーリング光加速装置Ledのマウスピースを使用することで、通常マウスピースの交換は2週間に1枚ですが、1週間に1枚に期間を短縮することができます。そうすることで、歯の移動が促進され、歯が動いていることが実感できます。ワイヤー矯正と同じぐらいの速さで歯が動くのでモチベーションが保てます。
マウスピース矯正のデメリット
○1日20時間以上の装着が必要
取り外しが可能なぶん装着時間を意識して過ごす必要があります。
装着時間が短いと後戻りの原因となるため、気をつけなくてはいけません。食事とお手入れのとき以外は外さないようにしましょう。
○装着中は食事制限がある
装着中の食事は、マウスピースの変形や破損につながるため禁止です。飲み物も水や炭酸水に留めなくてはいけません。
糖を含むものを口にするとマウスピース内に留まってしまうため、一気に虫歯のリスクがあがります。
甘いものをとりたいときは装置を外し、食後はマウスウォッシュなどでのうがいや歯磨きをしてから装置をはめるようにしましょう。
○抜歯が必要な症例は対象外
通常、マウスピース矯正は抜歯が必要な症例は対象外としていますが、インビザラインの場合は歯の内側に付けるリンガルアーチや部分的にワイヤー矯正と併用することで治療が可能となるケースもあります。
ほかの歯科医院でマウスピース矯正ができないと診断された方は、一度当院までご相談ください。
○作り直しに時間がかかる
マウスピース矯正の中でもインビザラインは、院内で装置を作るわけではないため、作り直しに1か月ほどかかります。
治療期間が延びないよう装置の破損や紛失には十分気をつけましょう。
作り直しに時間がかかるからといって破損した装置を無理に使い続けると、その後の装置がはまらなくなる恐れがあります。
トラブルがおこった際はかならずご連絡ください。
マウスピース矯正はこんな方におすすめ
マウスピース矯正は以下のような方におすすめの治療法です。
・人目を気にせずに歯並びを治したい方
・人前で話すお仕事をしている方
・治療をしながら食事も楽しみたい方
・金属アレルギーに不安がある方
・指定された装着時間を守って続けられる方
マウスピース矯正の治療期間は?
マウスピース矯正(インビザライン)の治療期間は、平均で2〜3年です。
これは全体矯正の場合であり、部分矯正だと半年ほどで終わるケースも珍しくありません。歯のズレが大きければそれだけ治療期間も長くなる傾向にあります。
歯がきれいに並んだ後は後戻りを防ぐための保定期間に入りますが、歯を動かしていた期間と同じくらいの間、保定装置をつけておく必要があります。
まとめ
マウスピース矯正はワイヤー矯正にくらべて審美性が高く、そのうえ食事制限がないため、治療中のストレスは少ない傾向にあります。
インビザラインは、マウスピース矯正のメリットにくわえ、抜歯が必要な症例でも歯の内側に付けるリンガルアーチやワイヤー矯正と併用することで治療ができる場合があります。
装着中のルールをしっかり守れば、トラブルがおこることもほぼありません。
人目を気にせずに歯並びを治したい方や自己管理が得意な方は、ぜひマウスピース矯正をご検討ください。